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雨中のいろいろエンターテインメント試合 [Baseballdiary]

朝早くから仕事をしていたことを言い訳に、午後5時には会社を出る。神宮球場の東京ヤクルト-福岡ソフトバンク戦を観戦するためだ。何しろ、昨年9月の福岡ドームでのプレーオフから、ソフトバンク戦は見るたびに3連敗中。そろそろ勝って欲しいところ。

雨が心配だったが、夕方までには晴れ上がり陽も差すようになってきた。試合開始早々、トップバッターの大村がヒット。川崎の送りバントが微妙なタイミングながら内野安打になり、3番柴原が送り、ランナー二人をおいて松中がレフトスタンドへかる~くホームランを放り込む。家へ帰って「すぽると!」を見たら見事スタンドでボールを呼んでいる自分も映っていたが、とにかく3点を初回に気持ちよく取ってスタンドの雰囲気もまずまず。

ところが、その後ヤクルト先発の館山も立ち直る。一方、ソフトバンク先発の斉藤はいまひとつ調子が上がらず、球数が多い。3回には失策から1失点、4回には宮本にホームランを浴び、3対2となってかなりやばい状況。

5回裏には、ピッチャー館山と青木に連打を浴び、無死2・3塁の大ピンチ。逆転やむなしの状況だったが、1死後、何と岩村を歩かせてラミレス、ラロッカ勝負。ラミレスはともかく、校長ラロッカとの勝負はいかがなものかと心配したが、ここは斉藤が死ぬ気のストレートで連続フライに打ち取り、ようやく流れが変わった。

山場は6回表。松中ヒット、ズレータ四球から、ここまでまったく冴えがなく、スタンドから「根性出せ新人~」と揶揄されていたルーキー松田がタイムリー。2死後、捕手的場を歩かせて満塁にした上、投手斉藤と勝負することになった。

もちろんセオリー通りだが、ただでさえ、ピッチャーに打たれたら恥、とされている世の中である。しかも相手はパ・リーグのピッチャーである。打てないどころかバットに当たらなくても当たり前、ふつうバットを持つこともない相手に打たれるわけにはいかない、というプレッシャーが館山を襲う。もっとも打たれない球の変化球がワンバウンドのあからさまなボール。しょうがないから投げるストレートをファウルにしているうちに、斉藤のバットがだんだん合ってきたことが外野席から見ていても明らかだ。一球ごとに外野スタンドは無責任な(打てなくても当たり前だから)興奮のボルテージが上がっていく。

そしてついに8球目。斉藤が振ったバットは折れたものの、打球はショート宮本の腕先をかすめてセンター前へ。何と斉藤のプロ入り初安打&初打点。今シーズンの打率.333はこの日のラインナップでは最高打率である。これで6対2。イニング終了後には、タイムリーを打った選手にスタンドが呼びかけるのだが、斉藤もマウンド上から慣れない素振りでスタンドの声援に応えてさらに大興奮。この6回の裏は斉藤、球数も行っているのに150キロ超の速球で勝負する力強さ。

試合は6対3となった7回から雨が降り始める。7回裏前の東京音頭では余裕ができたのか、傘を広げたホークスファンも傘を振る。しかし雨はどんどん降り続き、8回終了時で降雨中断。それでも熱いホークスファンはトランペットを吹き続け、懐かしの応援歌を連発。「かっとばせ~門田」とか「かっとばせ~湯上谷、西武を倒せ~お~」とか、ダイエー創設時代の懐かしい選手の名前を連呼しているうちに、試合終了。

数試合ぶりの快勝。でも、パ・リーグのチームは西武もロッテも日本ハムも全部勝っていたんだねえ。なおかつ、先発投手が全部タイムリーを打つという意外な展開。差が縮まらずに残念、というか、広がらなかったことをよかったと思うべきか。

 


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